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・修学旅行事前学習<広島
8時15分 ヒロシマ 父から娘へ
8時15分 ヒロシマ 父から娘へ

原子爆弾を至近距離で被爆した父の凄絶な体験を
綴った美甘章子のノンフィクション小説を映画化

8月6日。父とともに19歳の美甘進示は原弾で被爆する。焼けただれた体を引きずりながら助けを求めてさまよう進示は、激痛から解放されたい一心で死さえ願うが、父の力強い言葉に支えられ、懸命に前へ進むのだった。
40年後、進示の平和への願いが形となって国連本部に届く。しかし数年後、国連本部を訪れた進示の娘・章子は驚くべき事実を知る。

監督:J.R. ヘッフェルフィンガー
エグゼクティブ・プロデューサー/原作著者:美甘章子
主な出演:田中壮太郎、ジョナサン・タニガキ、エディ・大野・トオル ほか
2020年公開/51分/アメリカ/英語(日本語)

広島国際映画祭2020 公式上映
ナッシュビル映画祭2020 観客賞 受賞

おかあさんの被爆ピアノ
おかあさんの被爆ピアノ

原爆下で奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」。
被爆二世の調律師として全国に被爆ピアノの音色を
届けている矢川光則さんの実話を描く。

広島に原爆が投下され、爆心地から3キロ以内で被爆したピアノは「被爆ピアノ」と呼ばれる。
東京で生まれ育った大学生の江口菜々子は、被爆ピアノの一台を母・久美子が寄贈していることを知り、そのコンサートに出かける。そこで奈々子は被爆二世である調律師の矢川と知り合い、被爆ピアノや祖母のことなど、自らのルーツを探っていく。

監督:五藤利弘
主な出演:佐野史郎、武藤十夢、森口瑤子、宮川一朗太 ほか
2020年公開/113分/日本

第38回日本映画復興賞奨励賞 受賞

この世界の片隅に
この世界の片隅に

第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したこうの史代の同名コミックを「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監督がアニメ映画化。

第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロインと彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描く。
昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできた女性すずは、戦争によって様々なものが欠乏する中で家族の毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。
しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。 それでもなお、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが・・・。

監督:片渕須直
主な声の出演:のん、細谷佳正、小野大輔、尾身美詞 ほか
2016年公開/126分/日本

第40回(2017年)日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞 受賞
フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭 長編コンペティション部門 審査員賞 受賞

いしぶみ
いしぶみ

碑(いしぶみ)に刻まれた
旧制・広島二中の一年生321人
幼くしてこの世を去った彼らが
最期に残した言葉とは―

「海街diary」の是枝裕和監督と綾瀬はるかが再タッグを組み、1969年に広島テレビが制作した原爆ドキュメンタリー「碑」をよみがえらせた作品で、2015年に同局が戦後70周年特別番組として制作・放送した「いしぶみ 忘れない。あなたたちのことを」を劇場用に再編集した。
昭和20年8月6日、広島市の中心部を流れる本川の土手で建物の解体作業にあたっていた旧制広島二中の1年生321人は、わずか500メートル先に投下された原子爆弾で全員が命を奪われた。
遺族の手記に残された彼らの最後の言動を、広島県出身である綾瀬が切々と読み上げる。 さらにジャーナリストの池上彰が遺族や関係者らへのインタビューを通し、70年経た現在も終わらない物語の続きを伝えていく。

監督:是枝裕和
主な出演:綾瀬はるか ほか
取材:池上彰
2016年公開/85分/日本

夕凪の街 桜の国
p1-36

生きとってくれて、ありがとう。

文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞を受賞した、こうの史代の同名傑作コミックを、『出口のない海』の佐々部清監督が実写映画化したヒューマンドラマ。
広島原爆投下から13年後と現代に生きる2人の女性を通して、現在までに至る原爆の悲劇を描いています。登場人物たちの人生や何気ない日常生活を通し、命の尊さを語りかけてきます。

監督:佐々部清
主な出演:田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、藤村志保 ほか
2007年公開/118分/日本

黒い雨
p1-38

死ぬために、生きているのではありません。

井伏鱒二の同名小説を「楢山節考」の今村昌平監督が映画化。原爆による“黒い雨”を浴びたために人生を狂わされた一人の若い女性とそれを温かく見守る叔父夫婦のふれあい、そして被爆後遺症に苦しむ人々の姿を静かに淡々と描いていく。
1945年8月6日、広島に原爆が投下される。その時、郊外の疎開先にいた矢須子は直後に降ってきた真っ黒な雨を浴びてしまう。5年後、叔父夫婦に引き取られた矢須子のもとへは縁談の話が持ち込まれるが、“ピカに遭った女”という噂からいつも破談になってしまう…。

監督:今村昌平
主な出演:田中好子、北村和夫、市原悦子 ほか
1989年公開/123分/日本

ひろしま
ひろしま

終戦から7年後に製作。
広島市民らが出演し、原爆の惨状を再現し、
復興を描いた不朽の名作。

広島の高校。ある女子生徒が授業で原爆当時のラジオ物語を聞いている最中に、突然失心した。 原爆の白血病によって前から身体の変調を来していたのだ。クラスの三分の一を占める被爆者達にとって、忘れる事の出来ない、息詰まる様な思い出だった。それなのに、今、広島では平和記念館の影は薄れ、街々に軍艦マーチは高鳴っている…。

監督:関川秀雄
主な出演:岡田英次、月丘夢路、神田隆 ほか
1953年公開/104分/日本

父と暮らせば
p1-37

おとったん、ありがとありました。

戦後の広島で原爆から独り生き残った、後ろめたさから自らの幸せを拒否して生きる娘と、幽霊となり彼女の恋を懸命に後押しする父との4日間の交流を優しく綴ったヒューマン・ドラマです。
井上ひさし原作による名作舞台を映画化。「TOMORROW 明日」「美しい夏キリシマ」に続く黒木和雄監督の“戦争レクイエム三部作”完結編。後世に語り継がれるべき悲劇を真摯に伝える入魂の一本です。

監督:黒木和雄
主な出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信 ほか
2004年公開/99分/日本

はだしのゲン
p1-53

一瞬にして原爆焦土となったヒロシマで、
たくましく生きぬく少年ゲン!

世代を超えて読み継がれる、中沢啓治の反戦漫画の劇場アニメ化。
1945年4月の広島。国民学校(戦時中の小学校)2年生の中岡ゲンは、父親の大吉が戦争を批判したことから非国民の子といわれていた。だが苦渋の生活に耐える一家の前で8月6日、広島にピカ(原子爆弾)が投下。ゲンは父、姉、弟を一瞬のうちに失った。残された家族を支えながら必死に、逞しく生きるゲンの姿を通して、戦争の惨さ、愚かさを伝える名作アニメ。

製作・原作・脚本:中沢啓治
監督:真崎守
1983年公開/85分/日本




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