「活動写真弁士」をご存知でしょうか?
明治から昭和初期にかけて、映画はまだ音がついてない無声映画。
当時は「動く写真=活動写真」と呼ばれ、この映像の声とナレーションを担当したのが活動写真弁士でした。
映像に声をあてる弁士の文化は日本独自に花開き、全盛期には八千名もの弁士が活躍していましたが、映画がトーキー(発声映画)へ進歩するにつれ、弁士の活動の場は少なくなり、現在は十数名を残すのみとなりました。
その中から選りすぐりの活弁士が、レトロ浪漫あふれる日本の隠れた古典芸能『活動写真弁士』の世界へ誘います!
活動弁士:山崎 バニラ(やまざき・ばにら)
2001年、無声映画シアターレストラン「東京キネマ倶楽部」座付き弁士としてデビュー。
独特の声で大正琴とピアノを弾き語る独自の芸風を確立。
2018年~東京国際映画祭チルドレン部門で活弁を披露。2019年公開、周防正行監督『カツベン!』に出演。
声優としてもアニメ『ドラえもん』ジャイ子役、『ポチっと発明ピカちんキット』ポチロー役他出演作多数。
清泉女子大学のスペイン語学科卒業の経験を生かし、2021年4月よりNHKラジオ『まいにちスペイン語』でコーナーを担当。宮城県白石市観光大使。
2017~2019年、JR東日本クルーズトレイン「TRAIN SUITE四季島」が白石駅に到着の際、能楽堂「碧水園」にて活弁ステージを担当。
パソコンで動画・音楽・アニメ・ホームページを自作する。著書に『活弁士、山崎バニラ』。
【主な学校公演プログラム】
活動写真の歴史と魅力をギッシリと詰め込んだ
山崎バニラ自作アニメ『活動写真いまむかし』を皮切りに
短編一本、中編一本を盛り込んだ、トータル約90分の活弁公演となります。
※事前指導が必要ですが、代表生徒(各クラス10名程)による活弁ワークショップも実演可能です。