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諦めたら負けだ
米軍の‟理不尽な占領”と闘い続けた実在の外交官 知られざる真実の物語
沖縄返還で外交交渉の最前線にいた実在の人物、千葉一夫。彼は、米国の統治下にあった沖縄から核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点としないよう、米国と激しい交渉を重ねた。
立ちはだかる本土の思惑に挫折しかけながらも、妻に支えられ「鬼の千葉なくして沖縄返還なし」と称された伝説の外交官が生涯をかけて貫いたものとは―。
監督：柳川強
主な出演：井浦新、戸田菜穂、佐野史郎、大杉漣、石橋蓮司 ほか
2018年公開／100分／日本
とどいてほしい ひとりの少女が紡いだ言葉。
あなたが知らない 沖縄の明るさの向こう側。
沖縄のフリースクールに北国で生まれ育った坂本菜の花さん（15歳）が転入してくる。
既存の教育の枠に捉われず、戦争で学校に通えなかったお年寄りも共に学ぶユニークな学校。
彼女は、そんなお年寄りとの交流を通して、沖縄では戦争が続いていることを肌で感じとる。
こうした日々を、彼女は故郷の新聞コラム「菜の花の沖縄日記」として綴っていく。
監督：平良いずみ
主な出演：坂本菜の花 ほか
語り：津嘉山正種
2020年公開／106分／日本
「忘れたいこと」を話してくれてありがとう。
太平洋戦争末期の沖縄戦に動員され、多くの犠牲者を出した「ひめゆり学徒隊」の生存者22名の証言を13年に渡って記録し、戦争の実相を描いたドキュメンタリー。
戦場動員から看護活動、軍の解散命令によって米軍が包囲する戦場に投げ出された当時の状況を、生存者が振り返ります。監督は、沖縄やアジアを見つめた映像作品を撮り続けてきた柴田昌平。過酷な体験を語る元学徒たちの姿に、戦争のむごさ、命の尊さが映し出されています。
監督：柴田昌平
主な出演：元ひめゆり学徒の方たち ほか
2007年公開／130分／日本
戦争に翻弄されてきた沖縄の近代史を見つめ、
人々の尊厳を、アメリカ人映画監督が描いた
渾身のドキュメンタリー
太平洋戦争で多大な犠牲を払い、戦後も平和を求めて声を上げ続けている沖縄の近代史を、『老人と海』『映画日本国憲法』のアメリカ人映画監督ジャン・ユンカーマンが描くドキュメンタリー。
沖縄戦の真実をはじめ、アメリカ軍占領期から現在に至るまでの沖縄の歴史を、『沖縄戦』『占領』『凌辱』『明日へ』の4部で構成。戦後70年を経ても未だに様々な問題を抱える沖縄の現実を浮き彫りにしている。
監督：ジャン・ユンカーマン
2015年公開／148分／日本
みんな、生きなくては——。
大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』で助監督を務め、『明日への遺言』で小泉堯史監督とともに共同脚本を手がけるなど、日本映画、日本文化に造詣が深いアメリカ人作家ロジャー・パルバースが太平洋戦争下の沖縄を舞台に書いた自身の小説を、自身の脚本、初監督作品として映画化。戦時下に戦うことを拒否した日本兵とアメリカ兵、彼らを見つめる少女の交流を描く。主題曲を、『戦場のメリークリスマス』などの音楽を手掛けた坂本龍一が提供する。
監督：ロジャー・パルバース
主な出演：織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆、寺島しのぶ ほか
2017年公開／110分／日本・オーストラリア
沖縄の小さな島を舞台に、
60年前の恋に胸を焦がす
老婆を巡る騒動を描いたコメディ映画。
奈々子25歳。都会の喧騒に疲れて久しぶりに里帰りした沖縄。祖父母が暮らすのんびりとしたこの島に、ナゾの男たちが上陸する。どうやらその一人は、ナビィおばぁと関係があるらしい。60年に渡る大河ドラマの様なおばぁの大恋愛を軸に、ちょっとした旋風が吹き起こり、恋の螺旋が渦巻いて・・・。
監督・中江裕司
主な出演：西田尚美、村上淳、平良とみ ほか
1999年公開／92分／日本
世界から見た日本人が知らない
米軍基地問題の常識。
世界中に軍事基地を展開するアメリカ軍。カメラはコソボの基地に潜入します。そこは体を鍛えるためのジムのほか、映画館やゲーム室などの娯楽設備も充実していました。ディエゴ・ガルシアの島民は基地の建設のために島を出ますが、島の返還を求めて訴訟を起こします。沖縄でもまた長い間、アメリカ軍の問題行動や土地の搾取に対して住民が抗議を続けていました。
監督：エンリコ・パレンティ 、トーマス・ファツィ
2012年公開／75分／イタリア／英語、日本語、イタリア語
映画『標的の村』から2年。
沖縄で今、何が起きているのか？
スクリーンに叩きつける、伝えきれない沖縄。
沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設候補地となっている名護市辺野古で、反対派の人々が民意を訴える姿を追ったドキュメンタリー。
埋め立て予定地域で抗議する人々と沖縄防衛局や海上保安庁の大船団、県知事選での保革を超えた島ぐるみの闘争など、沖縄の緊迫した様子が捉えられる。監督は『標的の村』の三上智恵。
監督：三上智恵
2015年公開／129分／日本
沖縄の離島・南大東島には高校がない。
子どもたちは皆、十五の春に島を旅立つ。
おとう、おかあ、ありがとね。
すべての想いを島唄に込めて、今、唄う。
中学3年生になったばかりの仲里優奈(三吉彩花)。父(小林薫)はさとうきび農家を営み、母(大竹しのぶ)は兄や姉が進学するときに那覇に渡ったまま。優奈も1年後には高校進学のために島を出なくてはならない。ずっとふたりきりだった父との残されたわずかな時間。父をひとり残して那覇へ行く罪悪感、那覇での暮らしの不安と憧れ、淡い初恋、そして家族みんなで一緒に暮らしたいという想い…。
おとなになるには早すぎる年齢で人生の岐路に立つ15歳の春を迎えるまでの、父と娘、母と娘の1年間が丹念に描かれています。
監督：吉田康弘
主な出演：三吉彩花、小林薫、大竹しのぶ ほか
2013年公開／114分／日本
日本PTA全国協議会推薦
厚生労働省社会保障審議会推薦
愛は大きく。夢はまっすぐ。
世界で初めてサンゴの移植産卵に成功するという快挙を成し遂げた、金城浩二氏の実話を基に描く感動作。
サンゴの再生に尽力する夫を信じて支え続け、ついにその奇跡を実現させた夫婦の10年にわたる愛と絆に迫ります。ナインティナインの岡村隆史が、お笑い芸人としての顔を封印し、体当たりの演技で初の父親役を熱演。妻役の松雪泰子と共にチャーミングな夫婦を演じています。二人が織り成す心温まる実話が、観る者に勇気を与えます。
監督：李闘士男
主な出演：岡村隆史、松雪泰子、吉沢悠 ほか
2010年公開／120分／日本
